2010/10/13

Visceral fat_Subcutaneous fat_Diet


夏を超えてこの時期まで減量をするのは初めてですが、真夏の暑さは乗り切り朝晩は過ごしやすいので、室温や体感温度はウエアでも調整しやすく、また昼間は適度に気温も上がりDietには非常に良い状況ではないかと思います。
とは言え、ローカーボ期には大好きなラーメン・うどん・カレーライス・お好み焼きがほとんど食べられないのが辛いところですね
カーボが枯渇してきつくなってきたら、ぶどう糖タブレットやぶどう糖チョコを数個口に放り込んでしのぎ、2~3日に一度は朝か昼食あるいは両方(体調等と進捗状況を鑑みながら)を普通に炭水化物を摂取する食事にしています。
今年は減量スタート時期が遅かったので当然ながらフィニッシュ時期も繰り下がります。
現在代謝アップ系のサプリを模索中ですので、良さそうなものがあればまた改めて紹介致します。
さて、以前ちらっと記事に書きましが、今回の減量は一般的に最近よく使われている漢方の防風通聖散を40日間使ってみました。
商品プロモーションとしては、メタボの象徴であるVisceral fatの代謝を助ける処方の様にイメージされておりますが、この処方はVisceral fatを促進するものではなくSubcutaneous fat代謝を促進する処方です。
使用感としては、処方通りSubcutaneous fatは代謝促進された感じがします。

ただ
僕はトレーニングもキチンとやり、食事コントロールもやり、その上での結果です
運動もせず、食事は深夜食もお構いなしってな状況をカバーするほどの効果を期待できるシロモノではない事を報告しておきます
これから漢方でDietにチャレンジを予定している方、漢方処方が体に合えばある程度は脂肪が減少しますが、腰がくびれる程Diet出来るなどとは思わないでください。

お腹まわりの脂肪には、Subcutaneous fatVisceral fatがあります。
Visceral fatについては、食生活を変えるだけで簡単に増えたり減ったりします。
発表を聴いていると、やはり、「うちでは導入できないなぁ」と思いました。やはり、病気になって困ってからでないと、患者は医者の言うことなど聞かないのが、日本人なのです。幸いにして、Visceral fatは、Subcutaneous fatよりもカロリー制限に良く反応しますので、とりあえず、うちのクリニックでは、カロリー制限を主体に進めて行きます。今、私は、「南クリニック式過激なDiet」を考案中です。脂肪吸引や脂肪溶解注射・プラズマリポなどで、皮下脂肪を減少させると、安心してカロリー制限をしなくなる患者さんも多いからです。必要な栄養素をしっかりと摂取させつつ、体重の減少を図ることは、非常に困難ですが。
体脂肪とは、 脂肪細胞のなかに食べ物から得た糖質や脂肪分のうち消費しきれなかったものが分解・蓄積されてできたものです。
子供のころに太っていれば太っていたぶんだけ脂肪細胞の数は人より多い体になっています。
思春期あたりで脂肪細胞の数は決定され、数は減らすことはできなくなります。
体脂肪の多い少ないはこの脂肪細胞と関係します。 脂肪細胞は、体脂肪を合成していくらにでも膨らむことができます。
2種類の体脂肪
中年男性に多いVisceral fat型肥満
若い女性に多いSubcutaneous fat型肥満 
「リンゴ型肥満」→おなかを中心に上半身が肥満しているもの
「洋ナシ型肥満」→お尻、下腹、太ももなど下半身を中心に肥満しているもの
「洋ナシ型肥満」は若い女性に多いSubcutaneous fatからなるもので、妊娠や出産時のエネルギー源となるため、あまり減らさないほうがいいでしょうが過度なSubcutaneous fatは少し減らしてシェイプアップしたいものではあります。
リンゴ型+Visceral fat型の組み合わせは問題ですね、高血圧や高脂血症、心臓病、などの合併症になるおそれが強いのです。おそろしい生活習慣病になる危険性が高まります。
Dietで目標とは体脂肪の増加を抑えることもさることながら病気を防ぐためにもDietをする必要があります。